STAFF COLUMNスタッフコラム
椀子ヴィンヤードでお勉強してきました
もう、一か月以上前になりますが、4/19(月)に社員研修で椀子ヴィンヤードにお邪魔してきました。
朝6時出発して3時間半で到着!
山頂から南斜面にかけて整然と並んだブドウ畑。澄んだ空気に、吹き渡るまだ少し寒いけど清々しい風。
そして、真新しいガラス張りが印象的なシャトー。
すっかり目が覚めました!\( ‘ω’)/
見学はまずは畑から。
自然との共生を目指す畑は、雑草などは刈込するものの除草はしないので下生えがあります。
剪定した枝などもそのままにするそうです。
そうすることにより、病害虫を食べる益虫も多くなるとのことでした。
また、吹き抜ける強い風は病害虫からブドウを守るそうで、自然環境との共生を大事にしている姿勢がうかがえました。
さて、今度は製造工程の説明を…
その時、まるでテントウムシのような車両が後ろを通りかかりました!
施肥や薬剤散布に使う車両だそうで、ほぼ畝幅ぴったりに作られています。
畑の10%はこの車の旋回スペースとして苗は植えないとのこと。
あまりの可愛らしさに、特に女性陣が飛びつきましたW
運転席に乗せてもらい、ご機嫌な社長です(=^・^=)
さてさて、見学を再開し醸造スペースへ…
すっごい( ^ω^)・・・
整然とした室内、勾配を利用した合理的な配置、衛生管理の行き届いた機械類、そして高~~~い天井にもかかわらず、蜘蛛の巣一つない清掃の行き届いた醸造室。
あんなに自然いっぱいの畑のど真ん中にあるのに…クモや虫はいくらでも入ってくるよね?
昔、製造業に就いていた身としては、日本ワインのフラッグシップの気概を見せつけられた気が致しました!(‘Д’)ほへ~~
続いて熟成庫へ
当たり前のように、こちらも非常に衛生的です。
自動で温度、湿度管理がされているとのことで、ちょうど写真上部の加湿器が働いているところでした。
こりゃ出来たワインは美味しいに決まってますね。
製造工程の見学が終わり、試飲室へ…
もうね…飲む前から最高です!
試飲で特に印象に残ったのは、椀子シラーと椀子ソーヴィニヨン・ブラン。
実は椀子シラー、胡椒のような香りが世界的にも有名で、なぜ胡椒の香りの強いシラーができる地域があるのか、研究のためサンプリングされたこともあります。
結果的には、冷涼かつ泥質の畑に特徴的に表れる現象であることが分かったのです。
まさに、椀子ヴィンヤードの冷涼な気候と浅間山などの火山灰による泥の多い土壌はぴったり合致します。
でもね~、ソーヴィニヨン・ブランの香りが…シェーブルチーズを食べたくなるほどソーヴィニヨン・ブランで…
なんのこっちゃ\( ‘ω’)/
お気に入り一位は「椀子ソーヴィニヨン・ブラン」とさせていただきました。
国産ワインでここまでソーヴィニヨン・ブランを感じた事はあまりありません。
おいしゅうございましたm(__)m
総評:とにかく、そこかしこに日本ワインのフラッグシップたれ、という気概と情熱を感じました!
とっても勉強になりました!ありがとうございます!